「イッテQ」の面白い秘密。

 「世界の果てまでイッテQ!」が何故これほどに面白いのか?テレビ離れが叫ばれる昨今、平均視聴率が22.3%は驚異的。確かに素直に純粋に素朴に面白い。ま、宮川大輔さんの「祭企画」に対するゴシップ(横槍)はあったが、恐らくあれも想定内だろう。信憑性や捏造疑惑なども不特定多数のテレビユーザーの敏感なゾーンを適正に刺激しつつ、実際、その不具合さえ魅力に変換できる大きな基盤がつくり手側にはあるように感じます。テレビというパブリックメディアにおいて情報の作り方にはセオリーや常識などのテンプレートがあるのだろうけど、ネットメディアと比較してその境界腺は次第にグレイになってきている。しかも、登場するタレントさんやロケ先の人物像に対する共感の度合いはテレビ業界独自の確立された観点から少しずつ解け始めている。テレビ番組を企画する上でも予算と有能なタレントの確保から取材先情報の連携と信憑性を上手く尺の幅で料理してこそ、テレビのパワーユーザーが反応するわけだ。YouTuberの断片的な企画と比較し意識しながらも、テレビ的な映像情報の作り方は変化・進化しているに違いない。しかしながら、古き佳きテンパンのセオリーと奇抜で斬新でトレンドなテイストの組合せ方については、制作ディレクターの手腕頼みとなるのだろう。当然、それに呼応するタレントさん達もメディアの変化を理論で理解しながらも感覚的に解釈し意識ているからこそ、面白さの本質がぶれないのだ。

 例えば、イモトさん。あの元気と活発な言動と行動力。そして、何より素朴で純真で表裏のない気質と姿勢。それをあのレベルの番組にまで料理してしまうディレクターの手腕。練りに練られた企画のように見えて実は現場で生まれる偶発的な工夫や日頃からの人間関係の綾が見事にスクラムを組んで成立しているのがテレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」ワールドなのだ。

 その二人(イモトさんと石崎D)がこの度、ゴールイン(結婚)された。この出来事も偶然ではなく、必然なのだ。ここ最近、テレビ番組を観ていて諸手を上げ、心からエールを送りたいと思えたお二人のご結婚。最高のカップル誕生である。ああ、この姿勢でこの狙いでこの本質でテレビ番組や映像コンテンツをつくれたら、つくり手としては至極、この上なしだろうと感じた。本当にご両名様、ご結婚おめでとうございます!