サウンドデザイン。

 「サウンドデザイン」を意識するようになったのは仕事で映像をつくり始めた頃からです。並行してFLASHでモーショングラフィックをつくり始めた頃でもありました。それ以前は通常のグラフィックデザインが主な業務だったので、「サウンド」についてはまったくの無縁でした。デザインの仕事を始める前にも音楽は好きでしたし、楽器も素人なりに楽しんでいたレベル。大阪市内でライブをした時にもメンバーでスタジオに入りコピー練習は楽しかったですが、その段階でオリジナルの楽曲や仕事で「サウンド」をつくるという意識はありませんでした。

 しかしながら、心のどこかで「サウンド」づくりに対する好奇心が非常に低いレベルではありますが意識としてあり、そういうツールや機材など環境あれば、いつかオリジナルサウンドをつくりたいという思いはずっとありました。で、DVテープで撮影した映像にBGMをつける、FLASHで制作したモーショングラフィックスに効果音やBGMをつけるという仕事を始めた頃から、心のどこかで既存の出来合いを映像やモーショングラフィックスにただ貼り込むのではなく、自分の感覚と技能でつくったオリジナルサウンドを組みあせてひとつの作品(仕事)を仕上げたいという気持ちが強くなりました。「サウンドデザイン」となれば、楽器による音源の出力、DAWによるオリジナル楽曲の制作と合わせ、音声録音という作業が発生します。それは、ナレーションのアフレコや環境音の適正な録音作業が必要で、そのためには適正なマイク機材と録音機材が必要になりました。やはり、カメラでの同録ではいろいろ編集時に不具合があるのです。そこで、ここ3年ほどは録音技術やソフトウエアによる整音作業に仕事として取り組むための知識・技術・機材を集めてきたという流れです。

 そして、ようやく「サウンドデザイン」づくりに取り組めそうな状況が準備できました。なんせ、基本はアート(絵画)からはじまったデザイン業務が主体なので、「サウンド」は趣味レベル。しかし、いろいろな「サウンドデザイン」に関する書籍も読み、知識・情報を得てみると改めてアート・デザイン・WEB・映像制作と「サウンド」は切っても切れない関係にあることを実感しています。何も今からミュージシャンになってマイナーデビューしようとは考えていませんが、自身のクリエティブワークの一連の流れの中で「サウンドデザイン」に対して本腰を入れて取り組もうと思っています。

 昨年から始めたキーボード(鍵盤)の運指もまだまだぎこちないですが、パソコンのキーボードレベルには叩けるようになりましたので、あとはデザインワーク同様にプロトタイピング(試行錯誤)を何回も何回も繰り返してゴールを目指したいと思っています。