「怪獣の子供」全5巻。

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 昨日、コミックス「怪獣の子供」全5巻が到着。早速昨晩、第1巻を50%ほど開きましたが、なんか、もう、絵といい話といいお腹と心がいっぱいになってしまってここで閉じて寝ました。この感覚はなんと言えばいいのでしょう?とても心地良い絵と話なのです。登場人物が紙面の上で生き生きしてて、なんの違和感もなく感情移入できてしまう心地良さ。今後、どのような物語が展開するにせよ、ただただ期待値が膨らむばかりでした。他に併読している書籍がいくつかあり、一冊は「オオカミの本」、一冊は「ナノテクロノジーの本」、もう一冊は「サウンドデザインの本」なので、カテゴリーはまったく違う本なのに、どこかで何かが繋がっているような感覚です。今夜、第1巻の残り50%を開くわけですが、とても楽しみです。

 ひとつ、心地良さの理由は、やはり絵のタッチです。五十嵐さんの絵の心地良さはたくさん漫画を読みましたがとても新鮮な気持ちになります。どうしても技術的なペンの軌跡や構図のテクニック、そして、台詞・言葉のチョイスあたりに気持ちが行きガチなんですが、それを五十嵐さんの絵に対する姿勢がふっと摘み上げてくださり、「いやいや、その場所ではなく、この場所から絵を見てくださいね」という優しい手が差し伸べられる感覚です。この感覚、宮崎監督の「ナウシカ」の原本のコミックスを初めて開いた時の感覚にとても似ています。結局、「ナウシカ」は宮崎さんの偉業(映画作品)となり、その原石(原作本)がなければ生まれていないわけですし、ひとりの人間の手が生み出す世界観って凄まじく、そして、崇高で稀少価値の高い成果なのだと改めて、です。