記憶力とデザイン力の関係

記憶力がいいとデザインの仕事にも良い影響があります。
記憶力がいい人はデザインの仕事に有利なのか?

 業務の基本的な内容やクライアントからの要望など重要なポイントは覚えているため、仕事をする上で重要な優先順位や効率やコストなど、いろんなことが常に整理できています。与えられた仕事をするにも、業務の基本的な内容を理解して記憶していなければ意味がありません。記憶力がいい人は、業務の基本的な内容を瞬時に判断し、展開する手順を理解できます。理解が早いことで仕事の開始も早く、効率良く仕事ができます。

 とは言え、デザインは効率を優先しているだけではないので、理論や理屈をいくら豊富に記憶していても、着想する力やアイディアを組み合わせて試行錯誤する柔軟性を「非効率」と捉えていては結果、デザインは貧弱になってしまうこともあります。

 ただ、業務の基本的内容がわかっていない人は何回も見直したり確認するため、作業効率が悪くなりますし、また、基本的な内容や手順を覚えていないと分かっていないと、簡単なミスも増えます。しかし、非効率だからと何回も見直す作業を切り捨てることはできませんし、基本的な内容や手順だけでは成果物のレベルが上がりません。非常に悩ましい部分です。

 また、記憶力が良いと臨機応変な対応ができます。頭の中に必要な情報(経験値)が豊富入っていれば、何かトラブルや問題があったときも、頭のなかの情報を元にどう対処すればいいかをすぐに導き出すことができます。記憶力が悪いと何か問題に直面したとき、どうしていいか分からずパニックになってしまいがちです。これでは臨機応変な対応はできません。

 とは言え、どうでもいいことや忘れなければならない事は早々に忘れ去り、頭を新鮮な状態にして活性化させる必要もあります。臨機応変な対応が過去の記憶だけで上手く繋ぎ合わせて成果に繋がればいいのですが、既存の流れ作業やすでに仕事のフローが確定している仕事には、記憶力は断然有利かもしれませんが、デザインの仕事に関して言えば、文字や数字の記憶よりも、映像記憶や全体のフローの中で流れを理解し、記憶していることが重要で、案件が二転三転した経過・経緯や根拠・背景などの因果関係も非常に重要な情報なのです。ボツになったデザインに固執しても一円にもなりません。

 で、私の記憶力はどうなのか?

 自分ではそこそこ記憶力は強いと思っているのですが、カミさんに言わせると「どうでもいいことはよく覚えている」タイプのようです。つまり、好きな好奇心の高いジャンルは細かいディテールや背景まで記憶しているのですが、どうでもいいことは全く覚えていない(覚える気がない)と。例えば、ゴミの分別。何が不燃で何がプラで何がリサイクルゴミなのか?
いまだに間違えて分別して雷(イカズチ)を落とされています。

 つまり、記憶することはある程度グーグル任せでいいじゃん!という結論です。