「休み」について。

 デザインの仕事を長く続けてきた結果、僕は「休み」という状況がよく分からない。「寝る」なら分かるだが、起きている状態、意識のある状態の中で、どうも「休む」という状態との違いが分からない。これは完全に仕事中毒かもしれない。

 具体的な仕事(業務)内容はお客様のところへ出向き打ち合わせしたり、制作中のデザインを確認してもらうことや写真・動画撮影など。それ以外は基本、会社の中でパソコンでデザインを制作したり、写真(映像)撮影したり、企画書を制作している。

 で、営業時間が終わっても飯を食ったり、テレビやDVDを観ているかなのですが、仕事場にいない時でもデザインやアートのことをほぼ考えている。つまり、朝起きてから夜寝るまでほぼ頭の中はデザインやアートのことばかり。テレビで芸人さん達のネタを観てていても新しい言葉の発見はできないかとか、ニュースキャスターの話を聞いていても台本(内容)の組み立て方が気になり、企業CMの映像やBGMでも、常にアイディアを物色してしまう。これは完全に仕事中毒なんだけれど、ストレスやプレッシャーは感じていないし、むしろ、頭の中がいつも軽いハイ状態で心地良い。

 また、趣味の時間が「休み」だとしたら、芝生の上で友人達とゴルフに興じている時、ボートの上でバスフィッシングをしている時、山を登っている時、ボルダリングの壁にしがみついている時は集中しているが思考はOFFじゃないので遊びだが「休み」ともちょっと違うような感覚があります。

 ま、一年に数回、風邪で高熱になってダウンしている時でさえ、仕事のことが気になっているし、思考がOFFにはならない。

 本来、「休み」というのは身も心も頭もOFFの状態だとしたら、僕は365日、起きている時間は常にONの状態なのかなと「休んでねぇな…」と気づいたのです。

 コロナで「自粛」を強いられてストレスによるいろいろな障害を回避する方法がテレビや新聞で報じられて、改めて仕事中毒の僕は「休み」についてちゃんと考えようと思っています。しっかり「休み」をとらないと「貧乏なんとか」となり、当然、成長も進化もないマンネリに陥っているかもしれないので。