誹謗中傷か…。

 ただの独り言ですが、コロナの状況が一旦終息し、テレビの情報も一旦、終息ムードに同期してきているような印象を受けています。総理の力強いあの終息宣言はボトムまで下がった内閣支持率を少しは上げる作用があるんじゃないかな、などと少し平穏な気持ちになっています。

 そして、黒川問題も燻り続けてどこかの段階で話題の机上からゆっくりとフェードアウトしていくのでしょう。ま、然るべき立場の方の賭博は致命的なミスなのかもしれませんが、このテーマについてテレビでコメントしていたある弁護士さんが「賭博の定義は曖昧だ」と言っておられましたし、確かにすべてに白黒つけるにはこの世界は複雑怪奇なんだろと思います。

 で、次の話題はSNSの誹謗中傷問題で、若者が匿名の誹謗中傷を苦に自殺するというショッキングな事件。確かにこの苦悩はテレビやネットで顔が売れている人だけの苦悩と言えば苦悩ですし、一般人でも誹謗中傷を受けたり「いじめ問題」などもあるわけですが、SNSの仕組み・構造で言えば、それらを規制する規範がないため水面下では決して消えない悪しき腫瘍なんだと思います。恐らく、僕なら迷わずアカウントを消してSNSから存在を消すだろうけれど(カイザーのように)、タレントさんや事務所に所属し大きなメディアの仕事を通じてクライアント様の顔をつぶさないようにという配慮がそんな安直な解決策を選択できない故の苦悩なのでしょう。しかも、22歳の若い女性となれば、もっと、両親や親友達がなんとか痛みや苦悩を緩和させることができなかったものかと個人的に考えてしまいました。

 しかし、この「誹謗中傷」について、よくよく考えてみると、目的が曖昧です。感情的な思考や行動はすべて根拠は曖昧だとしても、なぜ、他人の発言にそこまで真剣になれるのだろう?「真剣」という言葉は不適切かもしれないが、もし、自分が同じことをされたら、ということはシュミレーションしないのだろうか?匿名であったとしても、専門家であればIPアドレスや投稿したスレッドのメタ情報で大概のことは判明する。端末をから送信されたデータである以上、ほぼ発信元は特定できているし、映画の観過ぎかもしれませんが、GPSで所在を特定し、行動パターンを国家機関にログられていたら、もう、その人の人生はロックオン状態です。その上でブラックリストに記録が残り、飼い殺し状態となれば、もう、何を弁明したろころで、そのIDは黒になるはず。それぐらいの知識は一般的にあるはずなのに、上を向いて唾を吐いてしまうんですね。地球の上に存在している以上、万人公平に重力はかかりますから、いくら仮想空間とは言え、無重力(言いたい放題)ではいけないんだ程度の最低レベルの教養を持ち、SNSの世界にダイブしたいものです。

 フォースと共にあらんこと。

 一晩中、隣の独房のレクターに詰られ、興奮して自分の舌を飲み込んで窒息死したミグス。もし、トマス・ハリスにその気があるのなら、「ミグス」で一本小説を書いてほしい。そのことについては原作でも映画でも一切触れられていないが、どんな言葉で詰られたら人は言葉だけで自らの命を絶つのだろう。トマス・ハリスならその答を知っていそうです。恐らく、その主人公は「死ね」などという安易な言葉は選択しないだろう。