ずる賢いヒト。

「ずる賢い」という言葉がありますが、「ずるい」と「賢い」は相性が良く、
「馬鹿正直」という言葉の場合も「馬鹿」と「正直」は相性が良い。

しかし、「賢い」と「正直」はどこか相性が悪い。

実際、賢くて正直なヒトは全体の割合として少ないのかもしれない。
と言うのも、最近テレビを観ていてコロナの話題以外が
ほぼこの「ずる賢いヒト」の話が多いように感じたからだ。

著名で高学歴で高収入で社会的立場も高いヒト達が
一般的にずるいことをしたニュースがほとんど。
そのずるさは到底馬鹿でひらめかないずるさのような印象を受けた。

特に政治不信が叫ばれるように政治家の皆様は
一般的に賢者である。知識も常識も経歴も高く豊富なヒト達。
でも、ずるいこともする。
すべてではないだろうが、印象としてモニターの中の
そのカテゴリーの皆様がほぼほぼ
「ずる賢いんだろうなぁ~」と見えてしまう。

一方、「お馬鹿キャラ」を売りにしているアイドルさんや
タレントさんが自由なトークを展開し、MCが呆れるシーンも多い。
「ずる賢い話」を観た後、対極のほのぼのとした気持ちになります。
少しぐらいはテレビの世界だから仕込みや盛りもあるでしょうけれど、
それさえも感じさせない瞬殺の「お馬鹿」キャラさん達は
理屈抜きに幸せな気持ちになります。

つまり、人間って学生の頃はとにかく勉強ができて「賢くあれ!」みたいな
判断基準に縛られていますが、少しぐらいどこか抜けている足りない人間の方が
幸福に近いと思います。
だからということでもなく、努力しなくともそうなってしまうんですが、
僕は「ずる賢いヒト」にはなれないし、とことん「馬鹿正直」のベクトルでいきたい、
死ぬまでこの馬鹿が治らなくて結構!ぐらいの開き直りが理想だと思っています。

「お前はいつも馬鹿だなぁ~」「ヘヘヘヘ」っていう関係が
実は一番心地良いと思うのです。