2020年08月 アーカイブ

「CUBE」紹介動画15本目です。

 今回の15本目で「CUBE」紹介動画は完結します。今後はECサイトの公開に向けて、WEBサイトを仕上げること、商品づくり、そして、販促物(チラシやカタログ)制作などに集中して、また、公開後に新しい企画でいろいろな動画をつくっていきます。

 例えば、つくり手の仕事場にお邪魔してロケ映像でつくり手と作品を紹介する動画や、協力していただける企業様の担当者様を取材して、商品づくりに関するいろいろな情報を動画で紹介していきたいと思っています。また、すでにフィギュアの原型師さんや造形作品づくりを展開し、個展を開催しておられる専門家様・作家様などもおられるので、そんな皆様の作品に対するこだわりやテクニックを動画で紹介していきたいと思っています。

 全15本制作にあたり、いろいろ多面的なアドバイスを頂いた皆様、ありがとうございました。一人で動画づくりに取り組んでいますと、どうしても公平さやニュートラルな観点を失い独断で突き進んでしまう傾向があったので、皆様からのアドバイスは時に有効なブレーキになり、時に快適に前進するための建設的なアクセルになりました。公開後も引き続きいろいろ多面的な情報交換をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

デッサン力とは?

デッサン力とは何か?という疑問に対して、ある方の解釈(説明)は

「2次元の用紙に3次元以上の説得力を持たせるための構成・調整する能力のこと。
 3次元の物体を2次元上で完全に再現することは、
 当たり前ですが理論的に不可能です。絵に描いたりんごは食べられません。
 よくできたデッサンは写真よりも、
 なんだったら本物よりも本物らしかったりするわけです。
 これはどういうことかと言うと、
 必要に応じて嘘をつき且つそれを嘘と見せないように編集し、
 結果としてはより本物らしく脳に認識させているということなのです。
 描くこと自体がそもそも嘘なのです」という解釈がある。

確かに言葉するとこの方の説明はある観点で正解である。
ただ、「デッサン力とは?」という質問に対する答が「100個」あるとしたら、
この解釈は「5個以下」程度だろう。

例えば、この5/100の感覚は目の前にラーメンがある。
そのラーメンは人気店のオススメメニューのNo.1。
芸能人が「スープの特徴」や「出汁の話」や「麺の特長」を完結に
レポートしているその内容が丁度5/100程度だろう。

実際に味覚などの感覚が得た情報を言葉にできるのが
一般的に20%程度と言われているから、
やはり、「美味しいラーメン」を食べて得た情報の80%は
「言葉できない」感覚のゾーンにあるのだ。

「デッサン力がある」ということが「そっくりに複写するテクニック」と
捉えられているケースが多く、勿論、目で見た情報を平面に再生する際に
結果、「そっくり」なるだけであって、
決して、そっくりに描くことがデッサン力ではないのだ。

「絵が上手い」=「デッサン力が高い」という解釈もある観点では正しく、
ある観点ではどうでもいい結果論に過ぎない。

さらに、「デッサン力のある人が描いた絵」が必ずしも「良質」であるとは限らない。
つまり、良質な絵の価値とは正確に描くことのずっと先にあるのだ。
しかも、正確に描かれた絵は確かに良質である要素を含んでいるが、
正確さとか緻密さとか丁寧さのみが良質な絵を生み出しているわけではないので、
やはり、「デッサン力」を言葉にするのは非常に難しい。

むしろ、人間にそれができたら「絵」の価値はなくなるような気もするし、
AIやチンパンジーが描いた絵に心が実装できてしまうと、
もやは、人間は絵を描くために「デッサン力」以外の能力を
習得しなければならなくなるだろう。

言語情報と非言語情報の間にある谷は意外と深いのだ。

広角レンズ選びのポイント。

 広角ズームレンズについて、「7mm」か「8mm」で悩んでいるのですが、どうやらいろいろなレンズ商品のレビューやメーカーの商品ページをリサーチしていると、「8mm」のようです。どうも「7mm」は若干、魚眼に近づくため、四辺に微妙な歪みが生まれるそうです。動画ならさほど気にならないというレビューもありましたが、写真にした場合かなり気になるということ。現在使っているズームが「12mm」からなので、「8mm」と「12mm」の画角が広さはかなり違いますので、広大な風景や景色を撮影する目的で「8-18mm」には期待しています。

 広角が充実してくると、次は長いタマが欲しくなるのですが、それはそれで予算に余力があれば検討しようと思っています。長いタマはかなり迫力のある映像が撮影できそうな気がしていますが、まだ、どうしても望遠で撮影したいモチーフがある、という状況ではないので保留にしています。

木材購入。

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 これは「オリジナルトロフィー」と「オリジナル楯」をつくるための木材です。彦根の馬場銘木様で3種類の木材を頂いてきました。馬場銘木様にはいろいろな木材が豊富にあるので、倉庫でトロフィーと楯のイメージにマッチした木材を選んできました。ありがとうございました。今後もいろいろ木材や加工技術の件で、相談にのってもらおうと思っています。

→馬場銘木様のWEBサイト(オンランショップ)はこちらです。

CUBE紹介動画14本目です。

 ECサイト「CUBE」紹介動画14本目です。今回は造形作品制作ツールの紹介をしています。粘土のモデリングからサンディング、そして、チューニング(微調整)に使う道具を紹介しています。新しい商品企画に合わせて、レーザーカッターやエアブラシブースなどを仕事場に設置しましたが、これからも新しいアイディアに合わせて製作現場をアップグレードしていきたいと思っています。

鉛の成形手順。

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 電気コンロで鉛を熔かして型に入れます。

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 型のまま水で冷却し、型を外すとペーパーウエイト制作用の鉛の芯部分が完成。

ラクガキ感覚。

 どうも世間一般の皆さんは「ラクガキ感覚」を嫌う傾向が強い。

 常にいつでもどこでも「完成度」を上げることに注視し心を奪われ、「緩さ」「中途半端」「いい加減」あたりのテイストを「未完成」と捉え過剰に嫌悪している。確かにどんな仕事でも「プロレベル」があって、そのレベルに達していない仕事は誰からも評価されない。それは思考術であっても技術面でも同じで、とにかく中途半端でセオリーや定石を逸脱し「満たないモノ」を拒絶・否定する。それは僕も同じでとことん徹底的に「完璧主義」「神経質」「抗菌スタイル」を貫く、意識する傾向が強いジギル君(天使)なのですが、その裏面のハイド君(悪魔)は少しぐらいは緩くても、中途半端でも、完成度が緩くとも感覚的な「可愛らしさ」「親近感」「ユニークさ」を優先する場合がある。この割合、年齢を重ねる毎にハイド君の割合が高くなっている。四角四面のプロ意識に飽きてきたのかもしれないし、ガチガチのセオリーに息苦しさを感じているのかもしれないし、荒唐無稽な性格・人格・本質が少しずつ露呈し始めている(化けの皮が剥がれてきている!?)のかもしれない。

 なんでこんなことをこのブログで公言しようと思ったのか?

 それは、最近、YouTubeで素人さんの動画を観る機会が増え、ま、技術的には拙いし、動画的にも緩いのだが、しかし、とにかく楽しそうなのだ。「そのテーマで動画つくりますか?」「もうちょっとテクニックを磨いてから動画をつくられては?」「う~ん、もう少しなんとかなりませんか?」と最初は否定的に観ているのですが、しばらく観ていると、「あれ、この人、これはこれで楽しんでるな!」という共感が多発・連発するのだ。恐らく、芸能人やタレントさんのようにピカピカのルックスで著名でお人柄も良質な映像をテレビで見慣れているから、そんな選ばれた限られた人達と比べて、どこにでもいるような初老のおっさん(僕のこと)が動画つくって「恥ずかしくないのか?」とか、「いい歳こいて、無理すんなよ!」、「芸能人・有名人になったつもりか?」などと、思われているだろうなという危惧が消え、こっちの方が実は楽しさの本質なんじゃないのか??? となり始めている。
 で、この楽しさのゴールは「チャンネル登録10万人」ではなく、小さく連続する「楽しさ」の形骸化なんです。ラジオ体操のハンコみたいなモノです。夏休み、毎朝、眠たいのに早起きして押してもらったハンコがスタンプカードに溜まっていく感覚。結果、その苦労がノート3冊だとしても、プライスレスな楽しさが確実の心の中に残る。確かに芸能人さん達は莫大なスポンサーからのギャランティーを得るために自身の「時間と知名度と才能」をカメラの前で切り売りしているわけですが、最近、その表情がなんか苦しそうに観えてきてしまう。それは、なによりもYouTubeで観る、誰が観てるのか分からないけど、とにかく楽しい動画つくって公開している人の表情の方がはるかに豊かで楽しそうなのです。

 これって、言葉にすると「ラクガキ感覚」だと思うのです。ロングテール時代、ネットの中の情報はヘッドゾーンとテールゾーンに分かれて、ヘッドコンテンツの短命さがテールコンテンツに完璧に凌駕されているわけです。テレビに露出するためだけにその人生をかけて、大人の言葉を鵜呑みにして若いエネルギーを浪費している裸の王様型の人と、手持ちの道具で自由なテーマで自由な戦略で好き勝手に「ラクガキ感覚」で動画をつくっている自給自足のターザン型(ドンキホーテ型!?)の人。圧倒的にテールゾーンではあるが、楽しさの本質はかなり上質で良質だと思うんです。SNSも同様で一旦、「セオリーのスイッチ」をオフにして、「エンジョイのスイッチ」をオンにしませんか? という結論の独り言でした。

仕事場の本棚。

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 昨晩、テレビで3名の女優さん、女芸人さん、女性アーティストが登場して、自宅の本棚を紹介していた。本棚を見ればその人の人となりが分かるからというアプローチでした。世の中には「私は本は読みません」「長い文章は苦手です」と公言されている人がいるが、そう言っておられる方に限り、実は読書家だったりする。それはある程度会話をしていく上で分かることだし、むしろ、何気ない会話でそういう部分が分かってしまうというのもリアルである。

 で、これが僕の仕事場の本棚の一部です。仕事場に置いている本なのでほぼほぼ仕事用の書籍が多い。デザインやアートに関する書籍から、デザイン・写真・映像・文章術などの書籍が多いです。古いソフトウエアなどの書籍もこうして時系列で並べておくと、ちょっと確認したい際にはとても有効で便利です。パソコンで仕事しているんだから、ネットで調べたら早いとも言えるが、ネットの情報は多すぎて乱雑なので、今、欲しい情報にたどり着くのに意外と時間がかかりまどろっこしい。その点、書籍は何回も読んでいるのでインデックスを確認すれば欲しい情報をすぐに確認できるというメリットがある。

 ま、欲しい情報や状況次第でケースバイケースではあるが、ネットだけではまったく不充分なのです。コミックスもあるし写真集もあるし画集もある。結局、デザインの仕事に取り組む上で「この知識だけを記憶していれば充分」というゾーンがないので、ランダムにマルチに荒唐無稽に揃えておく必要があります。というか、結果、そういう人間だから本の並びがそうなってしまっているだけかもしれません。

 確かに本棚を見れば人間がある程度、分かってしまうのかもしれません。

ピーちゃんとベトベト君。

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 これは石粉粘土でつくった造形作品。ピーちゃんとベトベト君。ブタのピーちゃんはモックアップですが、ベトベト君は中に鉛が入っていますので「ペーパーウエイト」です。

 鉛は地元の釣具屋さんでいつも買っているのですが、形状が魚釣り用です。やはり、ペーパーウエイトとして鉛を実装する場合は一度熔かして成形するペーパーウエイトの形状に合わせる必要があります。で、鉛を熔かす方法としては、カキ氷のシロップ用ステンレスミニひしゃくを買って、アルコールランプでそのひしゃくを熱して鉛を熔かそうと考えています。鉛を熔かすことができれば、粘土で型を制作して鉛を流し込むという方法でも成形ができるので、アルコールランプはどこかで探してこようと思っています。

外壁補修と塗装工事。

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 昨日、鳶の方に来ていただき足場が組み上がりました。外壁補修と塗装工事が本日よりスタートします。27年目の外壁はあちこちが割れたり歪んだりしているので補修しコーキング剤を埋めてから、再塗装行程となります。しかし、鳶の方達のプロフェッショナルな仕事ぶりを拝見しましたが、手際が良い。暑い中、本当にご苦労様でした。なんとも、美しい足場の完成です。

ECサイト「CUBE」紹介動画13本目です。

ECサイト「CUBE」の紹介動画13本目です。
今回から「ECサイト」展開についていろいろ考えている工夫点を説明しています。
まだまだ個人的な主張が割合として強く、
公平性と言いますか、世間一般的な買い手や市場との
相対的なシンクロとは程遠い説明になってしまっていますが、
なんとかいっしょに商品開発・商品制作に協力してもらっている皆様の
意見やアドバイスを消化して商品づくりやECサイトを展開していきながら、
さらにオープン後もいろいろな角度からのレスポンスを
積極に取り込んで柔軟にアップグレードしていきたいという思いも紹介しています。
いつもの通り長めになっていますが、
お時間があればご視聴ください。

よろしくお願いいたします。

日本は広い。

 僕はアウトドアは好きなのですが、旅行があまり好きではない。いわゆる海外旅行には興味がなく、日本国内でさえ観光地として有名な場所へはほぼ行っていません。根っからの貧乏性で心のどこかで「旅行は贅沢」と捉えているのです。旅費や宿泊費もさることながら、一番惜しいのは時間です。和風の旅館で何もしないでゆったり温泉に、という時間が耐えられない。幸運にも僕は入院した経験がありません。人間ドックが病院での最長滞在時間で4時間程度。病院で一泊した経験がないので、恐らくそれはかなり苦痛な時間だと想像しています。

 で、視野や見聞を広くするために海外旅行で異文化に触れるという状況も、「ほんとに?」という疑念が浮かびます。何も海外に行かなくとも自分の視野角度は意識できるし、近場の何気ない里山や登山レベルでも充分に充実した時間はあると思います。時間と旅費をかけることが「楽しい」と誰かに擦り込まれている部分もあるんじゃないかと思うんです。だから、クソコロナの影響で「自粛・リモート・S.D.」が強いられていますが、この機会に一旦擦り込まれていたかもしれない先入観や思い込みをリセットして、遠くの海外旅行よりも近くの日本再発見にベクトルをリセットするのもいいかなと思っています。経済活動も同じで、誰かの戦略の傘下で右往左往するよりも、自分のペースで自主的に試行錯誤する経済活動にハンドリングしてもいいのかなと思っています。

 意外と日本は広く、経済活動の鉱脈探しは広がるんじゃないでしょうか?

カホン到着。

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 昨日、サウンドハウス様で購入した「カホン」が到着しました。ちょっと上位ランクを購入したのですが、正解でした。本来、カホンはドラムの「ハイハット」「スネア」「バスドラ」をこの一つで演奏できる非常に優れた楽器。このシンプルな構造でここまでの表現力だとは実際、叩いてみて驚いています。何回もYouTubeで演奏動画や基本講座動画を観てチェックし、この1台目に決めたのですが、大満足です。アマゾンやモールサイトでいろいろなレビューを読んで、結果、楽器の専門店サウンドハウス様で購入。レビュー通りのクオリティーです。

 書籍やDVDならアマゾンで充分なのですが、このような楽器やカメラやクリエティブ関連の機材やソフトウエアはやはり専門店で買うメリットは大きいです。商品の特徴や実際に操作したり演奏したりする商品なので、商品のスペック以外にもいろいろなノウハウを知ることができるし、疑問が発生したら直接ショップの担当者様にメールしたり電話できます。ほんと、専門知識や専門的なテクニックのお話を聞けることが、少々値段が高くとも全然、価値アリなのです。

 マイキングについてもYT動画でいろいろリサーチしたのですが、上部の高音はガンで、中央部分の低音はホール(裏面)の近くにコンデンサーマイクを設置して録音します。それらを2チャンネルのレコーダーで録音(ミキシング)しながら、リバーブとEQを調整してPC、又はカメラへラインアウトという構成になります。早速、今晩、その構成でカホンの音を録りたいと思っています。

 たった、これだけのボックスですが、なかなかステキな低音です。

商品撮影。

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 昨日は長浜スタジオの石黒様と石原様に家具の商品撮影をお願いしました。広いショールームは大きな撮影スタジオと化し、たくさんの家具を撮影して頂きました。長丁場でしたが、一点一点、最高の構図と最高の光を商品にあてて頂き、良質な商品撮影となりました。家具の撮影は色調を整えたり置き方によって家具商品の見え方が大きく変化します。石黒様、石原様、ありがとうございました。お疲れ様でした。写真の仕上がりを楽しみにお待ちしております。

YT映え。

 正直なところ「インスタ映え」の定義が分からない。ま、「定義」なんて言ってるレベルだから当然かもしれないが、何がインスタで映えて、何が映えていないのか?未だに区別がつくようなつかないような、おじさんのぶっちゃけ独り言です。

 「最近の~」なんて枕言葉にした段階で、開口一番このフレーズが出た瞬間で、いつもドッキリしてしまうのも、おじさんの傾向である。こうなれば諦めるか無理をするしか選択肢がないのだけれど、おじさんなりに「映える」という状況を考えてみた。ネットでリサーチすれば、いろいろな観点でそれらしい事は書いてあるだろうが、それでは自分の感覚に鞭を入れることはできなし、感覚が鈍くなっているんだから、何事もオブラートに包んで流動食化してはいけない。まだ、母に貰った丈夫な歯があるのだから、しっかり噛み砕かねば。

 で、インスタではなく、YouTubeの話。そんな言葉はまだどこにもないのですが、「YT(YouTube)映え」するコンテンツのタイプについて考えてみた。

 僕の個人的な「YT映えコンテンツBEST3」です。

 第3位は「個性的なキャラ」。外見も込みの中身(キャラ)は映像だと映える。

 第2位は「立体(造形)作品」。料理などもこのカテゴリーなのですが、アカデミックな彫刻作品とか精巧なモニュメントとかではなく、アート系の立体作品やフィギュア作品がどうも映えている。研ぎ澄まされた巧みなハイレベルな作品ではなく、どこか未完成チックだけど人間臭さが漂っている作品は映えます。もう、完成度はあまり気にしなくていい。

 第1位は「楽器の演奏」。これはどの楽器でも強い。「見た目+動作+音」のエネルギーがすべて人間の中から生まれているからなのだろう。これ以上、強く映える動画コンテンツはない。

プラシーボ(PLACEBO)。

WIKIで「placebo」は、「広義には「薬」以外にも、本物の治療のように見せて実質上の治療の機序が含まれないあらゆる治療手段を指すため、厳密にはより広い意味の言葉である」となっている。この言葉を知ったのは米津さんのアルバムで野田洋次郎さんとのコラボ曲で「PLACEBO」という曲があり単に興味が沸いたのだ。この言葉(単語)は知らなかったが、なるほど、この時代の最先端を走っている二人の化学反応はこういうことなんだと、そうか、「偽薬」なんだという新しい発見です。新しい言葉を知る、覚えることは脳を活性化させる有効な手段だと先日他界した外山さんが言っていた。価値の言葉はこのように形骸化するんだ。

 一見、どうしても大量生産型の楽曲が氾濫しているように見えて(思い込み)いたが、なになに、この時代にもしっかり何かを伝えようとする意識がこのように存在するんだ。それは実は今も昔も同じで、それにいかに出会うか次第で、出会うタイミングを日常生活の感覚の中で確保できているか、担保できているか否かにかかっている。例えば楽曲を専門に評価し文章化しているライターさんや売るために切り口(聴き方)を啓蒙しようとするコピーライターさんの視点ではなく、自分の中にある昔からどのように音楽を聴いてきた接してきたかが蓄積している襞のようなモノが鼓膜にあり、そこが三半規管の中の石が3軸の動きを正確に認識するように、本当の治療薬ではない、それが例え「偽薬」だったとしても、人間を治癒するのだ。それがたまたま二人が生んだ音楽だということなのだろう。

マルチトラックレコーダー到着。

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 これまでミキシングはDAWソフトでやっていたのですが、一台手ごろなのが欲しくなって購入しました。2チャンネル8トラックなので、主に録音作業が中心になるでしょう。ま、カホン2マイクでリズムパーツを入れておいて、あとからベースとギターとボーカルを入れて5チャンネル使用となります。当然、リバーブやイコライジングを整えてからカメラに入れて同時録音撮影も可能ですし、ワイヤレスでピンマイクの音声を入れてから環境音とかガンマイクからの音声をミックしてカメラで撮影も可能だと思っていますが、これからマニュアルをしっかり読み込んで、まずはカホンのリズムパーツをコンデンサーでマイキングしながらテストしていこうと思っています。

ECサイト「CUBE」紹介動画12本目です。

 ECサイト「CUBE」紹介動画12本目です。今回は「ブックエンド」「マグネットクリップ」「サインパネル」の紹介をしています。いつものフリップに構想しているそれぞれの商品のイメージスケッチを描いて説明しています。お時間があればご視聴よろしくお願いいたします。

迷える羊。

 昨晩、米津さんの新しいアルバムを聴いた。これが恐らく今日本で一番ホットでディープでスマートな作品なんだろう。しかも、米津さんがこの作品「迷える羊」をつくり始めたのが2020年の2月頃、音楽専門誌のロングインタビューでそう語っておられた。つまり、コロナが日本を震撼させ始めていた頃、米津さんはこの作品をつくっていたのだ。それを想像すると、いかにこの作品への想いやこだわりの深さというかディテールの機微みたいなモノの価値・意義の大きさが分かる。同時に巨大なエネルギーも。ま、ファンの一心理だから自由に解釈すればいいのだが、それほどにこの作品は凄まじく気高い。改めて「米津玄師」というアーティストの魅力を実感してしまった。歌詞の質量、リズムとメロディーの綾、歌声の抑揚、そして、楽曲を聴き終わった後の摩訶不思議な余韻。どれをとっても他の日本のアーティストの追随を許さない孤高の音楽人である。また、同マガジンにあいみょんさんの日比谷での無観客ライブの記事もあったが、なんでしょう、無意味に(他人の戦略の下で)集まっているアーティストさん達と比べて個で創作活動をしておられる方達の目指す世界観の高さに心が震える。人が集まることをこれほどに制限された状況において、人が集まることで生まれる良い部分と悪い部分が明確に分別され、個で何か新しい価値を生み出そうとしている人のポテンシャルの高さや想いの深さや覚悟の強さが、むしろ、強調特化され、際立っているような印象を受ける。「人が3人以上集まると必ず争いが生まれる」という意味の言葉にリアリティーを感じてしまいます。

 「お前はどうしたい? 返事はいらない」という関係がなんとも素敵である。

アナログが好き。

 仕事環境はほぼほぼデジタルなのですが、個人的に好きなのはアナログタッチの絵や音です。

 ネット時代、もう、私達の生活(仕事も含めて)はデジタルコンテンツ抜きには成立しない。しかし、人間はどこまでデジタルコンテンツが進化し普及してもアナログな絵や音の方が実は大好きで、「楽しさ」とか「心地良さ」を感じているような気がします。例えば、音楽。現在の音楽シーンで流通し評価が高い楽曲コンテンツはほぼほぼDAW(DTM)環境で生まれていて、それをサーバからDLしてPODで楽しんでいる状況ですが、音楽素人レベルの分析ですが、その気配というか質感では心が震えません。よりも実際の楽器をアンプで鳴らしたり、高精度のコンデンサーで録音した上でDAWで仕上げる方が心地良さが格段に高くなるような気がしています。実際、僕はサウンドクリエイターではないので、ただの音楽がそれなりに好きな一人のユーザーですが、そんな僕でさえ「デジタルは好きになれない」とか「やっぱ、アナログテイストが心地いいなぁ~」などと感じてしまうのだから、プロのサウンドクリエイターならそんなことは充分に理解した上で、コンテンツ制作に取り組んでおられると想像しています。

 「デジタルかアナログか?」というお話ではないですが、最近、特にテレビでいろいろなタレントが「NIZI-PRO」を押してくる。瞬殺で「そんなはずはない」と感じてしまってから、いまさら、このノリで誰が共感するのだろう?と疑問が生まれた。ずっとずっと続いている女性グループ・男性グループ達のそれらとこのコンテンツには何か圧倒的な魅力の違いがあるのか? ただ、手を変え品を変え、プロモーションにかけるコストの大きさがメディアで露出するアピール度に比例しているだけで、僕のような変人は、ただ、莫大なプロモーションコストの臭いしかしませんでした。ロングテール時代に大量生産型のブランド戦略がまだこれほどに有効なのかと、そういう観点で驚いています。

 一方、カロリーメイトの米津さんが登場するCM。あれはなんだ!なんでああなるのか!たった30秒で胸倉を掴まれ画面の中に引き込まれてしまった。言葉少なに飄々と歩き続ける米津さん。もう、どれだけ凄い世界の絶景を見せられるよりも、一人の映像作家が一人のサウンドクリエイターがつくった世界観こそが、これからは多くの人の心を誘導していくのだだろうと実感した。

 つまり、すべてもうノリ的には「集まり」とか「組織」とか「集合体」ではないのです。あくまでも「個」が探求し堀り続けてきた世界観にのみ、「他」と」多」が反応する、できる時代なんだと思います。それは、デジタル処理して美しく整える前段階のちょっと歪な荒削りで荒唐無稽な「アナログ感覚」から生まれたモノだと。僕はそういう「アナログ」な感覚が好きです。

サウンドデザインについて。

 デザインの仕事を長く続けてきたからか、視覚情報については貪欲に探求心と好奇心を奮い立たせてリサーチすることに取り組んできたが、「サウンド」については映像に加えるモノ、それらしい音楽を直感的にチョイスして適当にそれなりに合わせれば、それらしくなるだろうという非常に安易な捉え方をしていた。18年前、ある全国的な組織の記念式典が神戸のホテルで開催されるにあたり、その式典で配布するパンフレットやポスターの仕事と合わせて、「オープニング映像もつくれますか?」という相談を受けた。長浜から何回も神戸に車で通い、映像を撮影し、大阪市内でも何回かカメラを回した。パンフレットやポスターは遠隔ででも全国のメンバー様と比較的簡単に情報交換ができるが、映像制作は現地にいかなければ何も始まらないことを実感した。そして、企画書通りの映像カットが撮影できると次は編集である。その後で「そうだ!BGMはどうする?」という壁にぶちあたる。

 知人のデザイナーがオリジナルの楽曲づくりに取り組んでいてその時はなんとか成果物として納品し、無事、記念式典は終了したが、映像には必ず音楽サウンドが必須アイテムで、クリエイティブディレクションとして、映像づくりばかり集中して音楽づくり、つまり、サウンドデザインを疎かにしていると、えらいことになる!? と実感する。

 その経験を活かして、基本的にデザインの仕事を取り組む上で、視覚情報のクリエティブと並行して常にサウンドデザインについての意識を失わないように心がけている。

 そして、現代、ンターネット全盛時代からの映像時代が到来した。当然、映像づくりを絶対に疎かにしてはいけないが、合わせて、サウンドデザインについても同じぐらいの割合で意識するようにしている。

 つまり、PCやスマホのモニターとスピーカーで何を伝えるのが僕の仕事なので、視覚情報だけに特化するのではなく、しっかり、サウンドデザインもつくり込める環境を整備しておく必要があるのだと捉えています。そういう意味で、15年間前、協力してくださったクリエイターさんのデザインをしながらサウンドデザインも取り組んでおられたのは、かなり、的を得た先進的な意識だったのだと驚かされています。

 これからの若いクリエイター達に56歳のおっさんからのアドバイスとして、視覚情報を極めながら、聴覚情報も同時にデザイン・クリエイトできると、仕事の幅が広がりますよ。そして、何より仕事が楽しくなりますよと言いたい。ベタな表現だが、「音を楽しむ」のが音楽なのですから。

ECサイト「CUBE」紹介動画11本目です。

ECサイト「CUBE」の紹介動画11本目です。
今回はちょっと趣向を変えモノクロで撮影してみました。
その理由は最近テレビで観たアップルのCMがカッコ良かったからです。

動画の内容はCUBEで販売する商品(作品)についていです。
今回は「ペン立て」・「ペーパーウエィト」・「ライトスタンド」の
構想ラフスケッチを描いて紹介しています。

お時間があればご視聴いただけると嬉しいです。

リスベット。

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 もう、フィンチャーは映画「ミレニアム2」をつくらないのかな?

つくり手の心得#012「リアクション」

デザインの仕事はひとりでは成立しない。
多くの人にエキスパートの皆さんにサポートされながら、
クライアント様からも専門的なアドバイスを頂きながら、
試行錯誤して生み出すモノ。

自身のテンプレートやセンスだけで仕事が完了はしにくいので、
常にいろいろな情報をリサーチする姿勢を忘れてはいけない。
と言いつつも、つい軽率な姿勢で意識が下がると決まって
トラブルや単純なケアレスミスを起こしてしまいます。
そんなトラブルをしたり壁にぶつかる時は決まって、
自分本位になっていることが多い。
これは言い訳ですがつくり手も人間、常に全力投球は難しいし、
人の評価や意見をしっかり受け止めることができないメンタルの時もある。

しかし、理想はどんな時もニュートラルな状態をキープして
好奇心や探求心を失わない姿勢が理想である。

で、そんな姿勢や意識が鈍くなっている時に限って、
気をつけているのが「リアクションが薄くなること」である。
まず、仕事は電話やメール、打ち合わせ中の会話から始まるケースが多い。
些細な相談のひとことが大きな仕事に繋がるケースも多いし、
最初はクレームだった内容が気がついたら新しい案件の話に
変わっていたということもある。
まして、通常のお問合せやご相談事であれば、
なおさら、薄いリアクションは絶対にご法度。

「お前、やる気あんのか?」とはならないように緊張感をキープしなければならない。

では、「熱いリアクション」とはどんなモノか?
単に声がでかいとか動きが激しいという意味ではない。
勿論、死体のような表情で「ちゃんと聞いてますよ」はありえないが、
ポイントはしっかり聞くこと。
聞けないのにリアクションはストライクゾーンから外れるので、
まず、しっかり落ち着いて聞き取るヒアリングが大切。
その上で、相談内容やお問い合せ内容のルート上で
的確な感想や意見や提案や構想を完結な言葉で伝えるのが
良質なリアクションだと思っています。

ま、文章にすればたかがこれだけのことなのですが、
なかなか、いろいろなポテンシャルが必要。

例えば、相手の相談内容がまったくの知らない内容だったら取り付く島がない。
日常会話程度ならどうにでもなるが、
仕事の依頼・相談を頂いているのに
「申し訳ありません。その知識はないので後日…」なんてことは絶対にありえない。

そんな場合でも無知であることを素直に認め
ご相談内容のディテールをしっかりヒアリングし、
別の事例やどのような構想のゴールを描いておられるかについて
一連の手順を拝聴する必要がある。

若い頃、そうならぬように事前にいろいろな予備知識を準備していても、
まったく話題がそのゾーンで膨らまなかった場合、頭の中は白紙になる。
むしろ、仕込むよりも日頃からのリサーチだとか向学心が自肩を強くする。
このような場面では応用力や柔軟力こそが良質なリアクションを生むのだ。

だから、つくり手らしい「リアクション」ができるようになれば、
仕事は恐らく途切れることはないだろう。