バカは風邪をひかない。

「バカは風邪をひかない」という言葉がある。

 この言葉の意味を調べてみると「それを自覚しないほどに~」なのだそうだ。

 このコロナの状況でかなりいろいろな動きを制限されているし、経済活動もご他聞に漏れず厳しい状況が続いている。テレビやネットではインフルエンザに対する警戒も連呼されているから、しっかり受け止めていれば多少メンタルに作用して、体調を崩すことにもなりかねない。しかし、逆にこの時期だからかそういう本質なのか、高いテンションをそこそこキープできている自覚がある。言葉にするとこれは「危機感」だとか「自粛意識」なのかもしれないが、結果、コロナもインフルエンザも風邪さえ回避できている。って、安心してしまうと気持ちが緩み37.5度を超えてしまいかねないが。

 で、問題は物資的にウイルス菌をどこかで頂戴してしまうことよりも、メンタルのダウンが実は一番恐ろしいのではないだろうか。具体的には「うつ」である。

 例えば、SNSはもうライフスタイルの中に組み込まれ、個人で情報発信し、誰かと繋がっている状況から離脱することは致命的な孤立を意味するので、一度、ダイブしてしまうと、よほどの理由がない限り離脱する人はいないだろう。当然、ビジネスを絡めていたとしたらさらに離脱は経済活動の停止を意味する。だから、SNSから離脱すると酸欠状態になり呼吸ができなくなると思い込んでいる。ネームバリューのあるチューバーさんやインフルエンサーさんや公式ブロガーの皆様は、相当の頻度で更新作業を繰り返している。これは書籍の知識だが「毎日10本以上のツイートを10年間で30万人のフォロアー!」って、大した決意だ。つまり、SNSはマシンガンなのだ。的を絞らず群集に向かってあらん限りの銃弾を連発連射し続けてこそなのだ。

 これはなかかな一般人には離れ業である。ある意味中毒なのだ。そして、この中毒のエンジンが実はポジティブな行動力ではなく、ネガティブな精神力だという本を読んだ。つまり、対象が実在実感する人間を観るのではなく、世の中のある側面(概念)をネガティブに切り取り、心のディスクトップにペーストして解析した結果、解決手法が情報発信で、気が付くと離脱不可能になり、うつを誘発させてはいないでしょうか?という提言である。

 さて、バカの話でしたが、私はそんな状況についてどうしても傍観気味になってしまう傾向が強い。つまり、あまり自覚がない。というより実感がない。SNSを介して何か具体的な成果や達成感を得た経験がとても少ない。自覚していない部分でそれは効果としてあったのかもしれないが、昔、MIXIを一生懸命取り組んでいる時期もあったが、それで何か成果があったわけじゃなく、ま、世の中がその流れだったからそうして安心していただけだったような後味である。恐らく、まだ断定できないが、現代のネットコミュニケーションツール(サービス)はいつしか成熟期を向かえる。次の進化のステージにグレードアップするための準備段階なのかなと捉えています。結局、人は自分の五感しか信じていないような。

 かなり荒唐無稽な考え方なのだという自覚があり、これを一言で言葉にすると「バカ」と呼ぶのかもしれない。だって、そもそもザッカーバーグがFBをつくった目的は交流ではないんだから。それに、HTML言語も最初は軍事目的の暗号技術だったのだから。