ソフトウエア アーカイブ

3DCG=SFチック!?

 なんでだろう?ソフトウエア会社さんから、特に3DCG系のソフトウエアの優秀作品はこれだ!みたいなテイの作品は何故こうもうSFチックな幻想的な作品が多いのだろう?ガンダム系やエバン~系のロボットにローティーンの女の子や握ったら折れそうな男子系に宇宙空間バックの宇宙船・・・みたいな。確かにこれらはイマジネーションと3DCG系のソフトウエアが創りましたというテイで一番わかりやすいスタイルかもしれないが、次から次へとこのパターンのオンパはちょっとお腹一杯。イマジネーション=サイエンスフィクション系はひとつの確立された世界観としてアリだけど、=テイストのワンパターンがさみしい。

 デザイン・WEB・マルチメディア系の専門学校のCMなんかのビジュアルも、確かにイマジネーションは豊かだろう系の作品がトップを飾っているが、もう、私自身が46のおっさんだからか、琴線に触れないし、目盛りが動かない。これも世代のギャップなのかもしれない。おっさん的にはこれらのスタイルを一周回ってきて、さて、もう少し「捻る」「掘り下げる」「抽象化する」などの人間ならではの個性というか変幻自在なボールが欲しくなりますね。じゃあ、例えばってことになると、これがまたいろいろあるので、このブログで掲載してみます。

 同様に日本のCG作品はおもろくねぇ!というテイのブログやサイトをよく発見する。で、じゃあ、何がオモロイノとなるとフワフワしているのですが、それは、おもしろくないではなく、飽きてるだけかも。と同様に私もいろいろ言いつつも飽きてるだけかもしれません。やっぱ、何事もテッパンというテイがあるのかな・・・と。

¥0のチカラ。

 WEBサイトの世界、インターネットの世界にビジネスとして取り組む前は、仕事に必要なソフトやフォントは非常に高価でした。モリサワのフォントも全ファミリーを揃えたら軽く40~50万円という世界でしたし、パソコン(MAC)も相当の金額でしたし、カラーで出力するにも、たしか200~250万円のカラーコピー機にさらにリップを付けて合わせて400万円とかっていう世界でした。でも、その頃は十分にその価値があったように・・・というか、その頃はそれしか選択肢がなかったから、別段、高価だとは思っていたがその背景については深くリサーチしないまま、結果、売り手市場の流れのままに流されていたんだなぁ~と思います。が、ソフトやPCもどんどん機能が向上し価格も年々下降していくわけですが、そんな頃、インターネットの世界に火がともされて、ちょっと遅れて自分自身もインターネットデザインと制作に挑戦したことが、その段階から10数年、結果的になんとか時代に適合する取り組みができたとひと安心。しかし、この世界は一回首を突っ込むと次から次へと状態なので、それが最近では中毒となり何か次から次へと新しい情報が手元になく、新しい技術やソフトについてリサーチしていないと落ち着かない病というか、そんな「時代の加速度依存中毒」になっているとふと考えるのですが、TOO LATE!

 で、そんなWEBサイト・インターネットの世界で何か新しいソフトやツールを入手する際に「フリーソフト」「¥0」というモノが存在することに出会います。この出会いも振りかえると最初は10年以上前なのですが、それまで仕事で使う道具で好意で頂いたモノ意外で¥0で仕事のツールが入手できるということは考えられませんでした。その時代の¥0と言えばあまり大したツールではありませんでしたが、そこから、10数年、¥0のチカラは確実に増大しています。CMSソースもすでに「オープンソース」という概念が定着していますし、ビジネス系でも3DCG系でもテクノロジーは「オープンソース」の流れが強くなっている。ましてe-ラーニングや基幹系のソースについても「オープンソース」の勢いは止まらない。つまり技術者はそのテクノロジーを¥0で市場に開放し市場全体の変革を狙っているのでしょう。そして、肥えた土でしか育たない品種の作物を創出しそこで次のビジネスステップを展開する。または、その肥えた土で新しい品種を育てるノウハウをビジネスコアにしようとしているような。しかし、これらの潮流が不連続に多様な時代性とクロススパイラルしながら捻じれながら上昇しているような概念・感覚です。

 この時代、¥0で得られるものは太陽の光と酸素と雨ぐらい。よくぞクラウドとは表現したものです。つまり、デジタルの産物は太陽光や酸素や雨と同じぐらいに人間の生活にビジネスに人生に関わってきていることを、そして、その取り組みでしっかりとビジネスを展開している人々が存在すること。その恩恵として極端な話、生命が維持されている。量子コンピューターが本格稼働し始める頃、どうやら等価交換システムのパラダイムシフトの海に私たちは適当な船を見つけることができるだろうか?それとも「つみきのいえ」のように海底にその痕跡を置いていくことになるのだろうか・・・。う~ん、¥0という価値は考えれば考えるほど恐ろしく広く深く黒い。

悪意のあるソフトウエア!?

 最近になってIEの8をインストールした。他にもブラウザは4~5種を併用しているのですが、やはり、WEBやCMS確認用の中心はIEである。

 で、通常の流れでインストールダイアログ画面が表示され、完了までの流れが項目で表示された。「インルトールの準備をしています。」から「インストリーが完了しました。」までの確か5項目。その2番目の項目が「悪意あるソフトウエア」がインストールしていないかチェックしています。」と表示。この段階が想定以上に長いのでもしかすると・・・何かその対象になり、IEがインストールできないってことになるのではとドキドキしていたのです。仕事で使用しているソフトには全てシリアルがあるし、フリーソフトは関係ないし、一時話題なったメンドクサイソフトも入れてはいないし、セキュリティーも個人レベルで確立させているので何かのタイミングで入ってきているとも思えない。と、そのプロセスが無事終了して、「インストールが完了しました。」となった。

 しかし、その類のソフトウエアはマイクロソフトさん的には「悪意のあるソフトウエア」なんだと改めてびっくりした。それが個人消費であれビジネスモードであれソフトウエアを使うことに悪意と善意があったなんて。そういう存在を悪とここで公然と定義しているのがちょっと極端な表現だと感じてしまった。確かに不正に使用されているソフトウエアはたくさんあるでしょうし、不正か不正でないかを、何で判断しているのだろうか?と思ったことと、例えば、悪意のあるソフトウエアを使って悪意のあるビジネスを展開している人は悪人なわけでしょうから、この悪人は法律に対してどう対応しているのだろうか?そして、仮にこのチェック段階で「悪意あるソフトウエア発見!」となった場合、それを自動で排除するような仕組みになているのだろうか・・・などなど。ちょっとしばらくこのモヤモヤは頭の中のRAMに残りそう。

いよいよCS4がキタァ~!

 本日、朝一番のメールチェックにアドビからの「アドビライセンスサイトへようこそ」というメールが到着していた。ライセンス申請でアップグレード版を購入したので、そのお知らせの第1弾。早速、ログインするにも、申請時にランダムに発行されたPSWから、ログイン時に再度、セキュリティーのためにパスワードの新規登録を求められた。いつも使っているパスワを入れようと思ったら、どこかのクッキーに残っているのか、このパスワードは以前に使われている可能性がありますので、下記のパスワード作成事例を参照して新規でパスワードを再入力してくださいと出た。う~ん、厳重だ。とにかく最近はオンラインショップでもブログのダッシュボードでもオンラインサービスでも常に「ID」と「PSW」が必須項目ですから、PCの周辺やデスクのいたるところに「XXXXのIDとPSW」というメモがところ狭しと貼ってある。それらにはいくつかパターンがあり、いつも使っているIDは会社関連や個人で区別しているし、パスワードもできるだけ覚えやすいモノにしている。うっかり、メモを紛失してしまうと、どうにもこうにもならない場合があるからです。
 で、アドビライセンスサイトにログインするためのパスワードの作成方法とは、「8文字以上」「英文字、数字、記号を1文字づつ順不同に並べる」という条件だった。だから、これまで使っていたPSWではこれに適用されないので、言われるままにランダムに考えて無事ログイン。さすが、アドビだなぁ~と思いました。まだ、インストールメディアが到着していなので、まだ、試運転は先なのですが、リサーチしているだけで、あれとこれとあれとこれはすぐに試したいことがあり、ひさびさにこのCS4だけはガッツリと手に馴染むまで使おうと腹を括っています。
 どっぷり使い始めてから、また、このブログでそれぞれのソフトウエアの情報や使い方などの詳細を紹介させて頂きます。また、「CS4のこれが凄い!」という情報がありましたら、コメントを入れてください。よろしくお願いいたします。とにかく、「マスターコレクションCS4」なので、15種類のソフトウエアが入っていますので、かなり「慣らし」の期間が必要だと思っております。初めて起動するソフトも4つあるので、楽しみ楽しみ。いずれヒートアップしてきたら、カテゴリーを「CS4活用術日記」としてブログります。

Photoshop CS4 Extendedの威力。

 最近リリースされたADOBEのCS4にはとてもたくさんのこれまでになかった新機能がそれぞれのソフトウエアに装備されている。FLASHや映像編集系のソフトウエアもさることながら、「Photoshop CS4 Extended」はかなり進化しているように感じます。実際、この威力を実感するのは、FLASHやAFTEREFECTSやPREMIERE PROなどと連携させて初めて実感できるとは思うのですが、これ単体でもかなりのインポートとエクスポートが可能であるとWEBには記載されていました。そもそも、ADOBE CS4のマスターコレクションが欲しいと思ったのは、CS3.3のマスターコレクションが欲しかったからなのですが、いろいろなWEBサイトの紹介文を読んでいると、やはり、「印刷、WEB、マルチメディア、3D、アニメーションなどのすべてのクリエーションを~」というアプローチになっている。勿論、DTPとWEBという連携はここ最近の必須項目ですし、ということは、勿論映像というクリエーションの畑も視野に入ってくる。逆にそれまで、それぞれの分野で特化していたノウハウやスキルが総合的にデザインビジネスとして展開されるということは今後主流になるはずであり、この機会というかこの入口を視野の狭い先入観や固定観念で閉ざしたくないと思うから、マスターコレクションが必要だと考えている。
 で、それぞれのソフトウエアを使っていてやはり感じることは、データの互換性である。平面ならちょっといいスキャナかハイスペックのデジカメでPCには入ってくるが、ビデオデバイスとなると様々な機種がありフォーマットがあるために、これらをストレスなくPCにいい状態で入れることがまずいいクリエーションの入口になり、また、アウトプット(EXPORT)する際にも、微調整でき多くの形式を選択できるのはうれしい。映像は奥が深く加工にはマシンスペックやソフトウエアの熟練度が必要ではあるが、以外と、いいコンテンツを創るために必要なコツはアイディアだったり完成形をより効率よく試行錯誤するノウハウだったりする。また、いろいろな機能が多いソフトウエアの場合は、自分が求めているクリエーションを明確に描けていないと、エンドレスになる危険性もあるし、変な段階で妥協してしまう結果に陥りやすい。これが一番いただけない。だから、多機能になりできることの数が増えることは勿論ですが、このCS4の進化の背景にそれぞれのデータの互換性を重視したと書かれている部分は実は一番魅力的な部分なのである。そこで、Photoshop CS4 Extendedに何ができるかということを考えれば、今回の進化は自分のモノにできると考えています。
 結局、デジタルコンテンツなのだから、同じモノを創るなら誰でも創れる。が、そうではクリエイティブとは呼べないし、かと言ってオリジナリティーの高いモノが必ずしもいいクリエティブとは限らない。ならば、「品質を上げるため。」と言葉にすれば安易ですが、この「品質」の中に含有されている要素・パーツは想像以上に多岐にわたる。これに対して腹を括れていないと、CS4はただの「PCの中の飾り」になってしまう。これが一番非生産的なアクションである。だから、知ることと考えること実際に使い込む気持ちを持ち、失敗や後悔やジレンマの上にある本質に手をのばす勇気を持ち続けたい。たぶん、アドビもそんな人を応援して意識してのCS4の展開だと思っています。楽しみです。

「Adobe Creative Suite 4」日本語版ついに発表

 「ついに」という感じでいいのかは別にして、アドビさんのコンセプトはこのカタチが新しいスタイルの提案へ向けての船出と紹介されている。デジタルコンテンツの進化と呼ばれている事象をクリエイターとしてどう捉えるかはまた別のお話なのですが、絶対として「多様複雑交差する情報をいかに直感的に処理して創造物に変換してアウトプットするのか」ということに対するアドビさんの答がこの「CS4」なのではないだろうか。マクロメディアとの連携間は下位のバージョンにも部分的に見られたが、ここで一括してさらにその連携感が強化されたのだろう。やはりこれがこのバージョンの一番の魅力だと思います。では「連携感」とは?みたいな部分についてはそれぞれのクリエイターがそれぞれの目的でソフトウエアを活用している。そして、いろいろなスキルやノウハウやセオリーをその経験値でクリエイティブに注いでいる構図が「連携する」とはどういうイメージだろうか。これがアナログの世界であれば、パステルでイラストレーションを描いていた方が同じ仕事というベクトルで陶芸をする場合は轆轤を使うだろうし、文筆活動も平行してとなると、便箋やペンという道具を使うだろう。「画材と絵筆」「土と轆轤」「便箋と万年筆」との連携感などは意識することはないが、ソフトウエアの場合は絶対に「連携感」がクリエイティブの効率や品質を左右する。という意味でこの「CS4」は道具としてのそれぞれのギアをしっかりとインターフェイス内で合致させ、書き出されるデータのタイプも連携を重視したモノになっているのでしょう。
 購入するとすれば、間違いなく「マスターコレクション」なので、アップグレードでの購入方法やライセンス購入での入手方法など吟味しています。美味しい情報がありましたらぜひ教えてください。
 この記事がとてもその全容を網羅していました。

http://journal.mycom.co.jp:80/news/2008/11/11/005/

このクオリティーは・・・。

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 SHADEはかれこれバージョン3から使っている。それが、あれよあれよという間に10になる。ほんとにソフトウエアのバージョンアップのスピードは早い。しかし、これまでSHADEの人体モデリングには独特のCGらしい空気があり、それを払拭するぐらいの完成度のあるキャラを見たことが少なかった。クオリティーは高いしとても自分でモデリングなどできないレベルを、下位のレベルの私が高いだの低いだの言っているレベルではあるのですから、これは一SHADEユーザーの独り言に過ぎないのですが。しかし、CMで女性のモデリングが動いていた時も、他の3DCGソフトウエアでモデリングされた作品を見てもCGで創りました感が一杯で、これはかなりこだわったキャラ設定なのに、デジタルの匂いが消せないなぁ~と思っていました。しかし、最近のメルマガが到着したこのSHADEの作品(モデリング)はひとつそんなレベルを乗り越えて独自の世界観を表現しているように感じた。勿論、作者の方のこだわりや感覚が素晴らしいのに尽きるのですが。こんな作品を見ていると人体のモデリングに再度挑戦したくなる。人体のモデリングでは他にもいろいろありますが、どれもこれも複雑な心境になる。緩いというか悲しいというか。このクオリティーはいいと思いますね。

桜の在る風景#003

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 ということで、桜の風景を3点。最後の写真のミラーの中に写っていますのが撮影者です。

ADOBE CREATIVE SUITE 3

 アドビからのメルマガはADOBE CREATIVE SUITE 3ついての様々なアプローチのご案内だった。特に最近はMacもWinなどパソコンにつても、それぞれのソフトウエアについてもあまり貪欲にならなくなってしまった。次から次へ繰り出される「小出し作戦」に右往左往されるのがちょっと疲れたのかもしれません。新しいPCや新しいソフトウエアは使ってみたいし、表現力や機能性や効率の面で確実に先を進んでいるのでしょうから。でも、今使っているソフトでいいやって考えると、なんだか自分自身の中の向上心が萎えてしまったような錯覚に陥り不安になる。しかし、このジレンマの天秤を揺らす一番の原因はもっと根本にあるように思うのです。これからもどんどん記憶媒体が安く大容量になり、PCもモンスター化して、ソフトウエアも新しい機能を付加し続けるでしょうから、そこの距離感だけは自分自身の中に失わないようにはしたいです。それ以上はおなか一杯(enough!)な感じ。
 そして、WEB環境の進化もズイズイゴイゴイと進んでいますよね。それが良いのか悪いのか判断つかないのですが、最近の郵政省の民営化に伴うオフィシャルサイトのリニューアルを見られました?赤い鉛筆がごりごりとコンセプトワークを描いていくのですが、これが新しいのか古いのか正直判断できませんでした。アドビのメルマガには「そこで日本郵政(株)は、この目的に基づいたWebサイトのスペシャルコンテンツを公開。そこでは、Adobe Flash CS3とActionScript 3.0を全面採用した、意欲的なWebコンテンツを構築しています。」とあるのですが、これもさて今どき???だなと。意欲的は分かるけど・・・みたいな。特に食指が動かない鉛筆の音がうるさいWEBサイトでした。
 「ADOBE CREATIVE SUITE 3」よどこへ行く?

IllustratorCS2

 仮に何かを創りたいと考えた方がPCを持っている、創らなければならないモチーフは決まっている、そして、本屋でイラレのCS2の書籍を読んだ、そして、ひととおり機能が頭に入って、さぁ、ソフトを起動する。しかし、間違いなく完成するモノは書籍の中のプラクテスエクササイズに近い完成度とはほど遠いモノ。それをデザイナーはデザインと呼ばず、クリエイターはクリエイションと呼ばない。しかし、CS2はソフトだからオペレイションのままに何かを創ることにベストを尽くす。それはまるで私が宇宙空間で食事をするような行為に等しい。食べているけど決して味わってはいない。ましてそれが英語版なら別のモノを口の中に入れてしまうだろう。冒険と挑戦は紙一重である。何事も挑戦でありたいものです。

不思議と。

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I don't wanna think about me.
あーやさしく強く あーすなおに生きる あーサマンサのような 大きな人になりたいな
あーでもグチャグチャなんだ あーこんな自分は さよならバイバイ あーこがれはサマンサ
~木村カエラ/Samaths歌詞カードより抜粋~

 なにもPCにインストールして起動してキーボードやマウスで操作するのがソフトウエアではないと思う。音楽という手法で耳から頭にインストールされて、いつでもどこでも何かキーワードが耳から頭に入った瞬間、カエラちゃんの歌声が聞こえてくる。そして、頭の中で「大きな人になりたいな~」と歌う声が聞こえる。そのタイミングで気分が変化して目の前のトラブルがとてもちっぽけな出来事のように思えるようにオペレーションしてくれる。これは、この歌を知らなければ、イライラして失わなくてもいいものをその時に失っていたかもしれない。最新のモデルよりも私の頭のCPUは貧弱なので、あまり、高価なソフトウエアが入らない。でも、強くすなおに生きるのにそんなに最先端のギアは必要ないと思う。

ADOBE SOUNDBOOTH CS3

 パンフレットにはこう書かれています。「アドビから新しいビデオ編集ツールの登場です。A.S.CS3を使用すれば、映画やビデオ、FLASHプロジェクトにおいて、オーディオの専門家でなくても、思いのままのサウンド制作ワークフローを実現します。直感的に操作できるタスクベースのツールにより、音声のノイズ除去、ボイスオーバーの調整、楽曲のカスタイマズ、サウンドエフェクトの編集といった日常的な作業を効率化し、創造力を発揮しながら高品質な作品に仕上げることができます。」となっています。「日常的な~」の部分が少しひっかかるものの、アドビが提案するソフトウエアだからかなりのモノなんだろうと触手がピクピクしてしまいます。動画制作において以外とローエンドなアプリでもらしい作品はできてしまうのですが、音はなかなか自分のモノになりません。意外と音楽を聞くというスタンスでは一般の方も耳が肥えていて、貧弱な音を作品に貼り付けたりしてしまうと、「あららら・・・」となります。オリジな音楽作品を0から制作するスキルやセンスはないのですが、このようなソフトを活用できたら映画音楽のような重厚でセンスティブな音素材を作成できるのだろうか・・・と妄想が膨らみます。iPodの高品質マイクを音素材をしこしこと貯めてはいるのですが、なかなか、これまで音素材を集めた経験が少ないのでギクシャクなのです。映像の場合、絵と音のバランスがとても重要なので、いいソフトが出たら積極的に入手して使って自分のギアにしなければ・・・と新しいパンフが手元に来るたびに思うのでした。面白い刺激的なフリーの音素材があったら分けてくださ~い。

ILLUSTRATOR

 PCのソフトウエアで一番長いお付き合いのイラストレーター。一番最初はモノクロモニターで英語版のチュートリアルを確認しながら禁煙マークを作った。プルプルと震えながらマウスをコントールして円やペジェで描いていた。それまでタイプライター、ワープロを経てPCのキーボードに辿り着いたのですが、それほど違和感はありませんでした。名称の関係か絵を描くソフトと思いきや実際仕事で活用していくとそうではない方向で使用する機会が多くなり。そこから日本語が出てテキストをDTPするようになった。その頃からかDTPという言葉も浸透しはじめたような記憶がある。写植の貼りこみが水平にできず怒られ、三角定規で平行なラインが描けず怒られレイアウトのレの字もできないと怒られ、アナログギアで怒られつづけた日々がMacの活用から一切削除された。あとからよく思うのですが、この時、K恩師に怒られ怒鳴られたおかげでイラストレーターを道具として認識する事ができたと思う。勿論、これらアナログの経験がなくとも、仕事にも活用できるし、DTPの現場で何も困ることはない。逆にデザインの現場の方よりも一般パワーユーザーさんの方がはるかにこのソフトの機能面を理解しておられる。英語版からVer12までを仕事に使ってきたのですが、たぶん、きっと、おそらく、このソフトの50%しか使いこなせていないように思います。でも、イラストレーターはデザインを構想してくれないし、デザインの高みへ連れて行ってはくれません。それは1%のなんとかと99%のなんとかが必要不可欠。私の「使いこなし感」は50%ぐらいがちょうどいいかなと思っていまして、CS3にもあまり興味がない。

Flash3~8

 かれこれソフトウエアのFlashと出会ったのは1999年である。その頃のバージョンは3.0で、今と比較するとかなり機能面で乏しいソフトウエアでした。しかししかし、テキスト本を買ってきてオブジェクトが動いた時の感動は忘れられない。最初にモノクロMacと出合い妙な起動音で起動する小さいテレビのようなハコの画面の中で、英語版のソフトのフリーハンドで木を描いた時と同じぐらいに忘れられない感動でした。忘れられないと言えば、最初にデザイン事務所でデザインの仕事をさせて頂いた時はまだDTPなんて言葉もなく、ポスターの印刷原稿は手で作成していた。道具もカラス口やロットリングや三角定規などなど。毎日夢の仕事場に来たらアルコールで三角定規やピンセットを磨き、ボスが作業されるデスクを綺麗に掃除し、周辺機器(コピー機)のスキャン面を綺麗にして仕事に着手していた。その頃に初めてやらせていただいた仕事は先生が紙面の上に引かれたロットリングのエッジをカッターナイフでインクの残りや溜まりを削る作業。何十枚とある版下の一本一本の0.1mmのラインのエッジを一日中削る作業。今、思い出すと拷問にも思えるこの作業を、その頃の私はデザインの仕事をしてるという実感で時間の過ぎるのも忘れて没頭していた。かなり逸脱しましたが、何事もはじめの第一歩の感動を忘れてはいけないと思うのです。「初志貫徹」という言葉が大好きで汗臭い人間臭いこの言葉があらゆる人生の節目で機能していると感じる。
 Flashはエゲツナク素晴らしいソフトで素晴らし過ぎる進化を経てVer8に至る。しかし、初志貫徹の法則でカッターナイフでの修正作業のフィーリングを忘れずにFlash8を起動している。

SHADEというソフト。

 3DCGを作成し始めてほぼ10年が経ちます。グラフィックデザインやイラストレーションの仕事をしながらどこか気になっていた3DCG。たぶん、ピクサーの映画を観たりしたことで、ソフトウエアで可能ならば取り組んでみたいと考えたのが最初のきっかけだったように思います。さかのぼればもっと前にSHADEというソフトウエアがあり3次元の作品ができるという知識はあったのですが、それはそれは高価なソフトウエアでとても手が届きませんでした。確か100万円以上していた時代の記憶です。それが、手の届く範囲に価格が落ちて来て10年前に飛びついた。

 Flashに取り組み始めた時もそうですが、Z軸の感覚がない平面デザインの感覚ではかなり戸惑いました。そんなモデリングの感覚もさることながら、マッピングという過程やライティングというプロセスはもうよちよち歩き状態で今考えるとお絵かきレベルを卒業するのにかなりの時間がかかりました。しかし、仕事で建築パースやキャラクターを作成するとなると、そうよちよちも歩いていられず、自分で自分にプレッシャーを設定してトライ&エラーを繰り返し覚えていきました。他にもいろいろな3DCGソフトがあり、SHADEを検討するときに他も検討したのですが、やはり価格的な部分で購入はできませんでした。今では人間こそまだまだハードルが高いものの、他の表現はほぼモデリングできるところまで手になじんでいます。そうこうしていると、人体専用のモデリングソフトが出てきたり、風景専門のソフトウエアが出てきたりで、かなりの表現がけっこうイージーにできる環境が整ってきた感覚があります。

 SHADEとアフターエフェクツ系を連携させれば、最初に感動したピクサーのような(あくまでもような)作品は技術的に制作可能なところの入口にはたどり着いたと思います。さて、ここからが出発点なのです。ノコギリで木を切れても五重塔はできません。のみを使えても大仏はできません。100万円以上の高価だったソフトを手ごろ価格で入手して、ほぼ手になじむようになるまで10年。SHADE9の簡易版が¥6,800で購入できるという雑誌広告を見ても、「ノコギリが安くなったなぁ~」と思う程度。何かを作る時に大切なモノはお金では絶対に買えないのですよ、これが。

イラストレーターCS2

 僕がMacに出会ったのは東京の新宿。19年前である。24歳の頃だった。その時のモニターはモノクロで妙なサイズで妙な比率だった。中学生の頃、タイプライターを持っている方が近所におられて、キーの配列を覚えたり、知っている範囲で英語の手紙を書いたりしていた。その延長上でワープロを購入してブラインドタッチを覚えた。その頃だった、Macに出会ったのは。特にワープロの発展形なんだろうなぁ~というレベルの興味と「仕事に活用するからこれからはMacです!」というえ営業マンの方の言葉を鵜呑みにして初めての起動。その中にインストールしてあったソフトウエアがイラストレーターだった。英語のマニュアルと全画面が英語というこのソフトウエアで線画を描いたり、四角や円を描いて荒いドットプリンターでプリントアウトして一喜一憂していた。勿論、モノクロ。それが、現在そのバージョンは12になりまだ一回も使った事のない機能があるまでになった。
 では、あの頃から使い手のバージョンはアップしたのかとよく考える。ディバイダと三角定規とロットリングから入ったデザインの世界。その後数年でいっちょまえにMacを併用するようになりDTPしてまっせ!と浮き足だって来たが、基本はミスコピーの裏に三角定規とディバイダで画面レイアウトをしている時と同じ。3DCGソフトのテキスト本にデッサン力のある方とない方では圧倒的にデッサン力のある方が上達が早いと。う~ん、イラストレーターも同じかもしれないと思う。イラストレーターを使っていれば=グラフィックデザイナーみたいな誤解があるが、それほどデザインの世界は地に落ちていない。機能があり過ぎて僕は戸惑う方なんですが、では、イラストレーターとグラフィックデザインの関係は???となると、とても長い話になりますので、また次回。