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何故ピンとこないのか?

 あるイラストレーションの専門誌を読んだ。それには、ある日本のイラストレーション業界のトップの方のコメントが記載されていました。「イラストレーションは一種のエンターテイメント 何も決まりはない。イメージを自由に遊ばせて描くだけ。」この言葉にの中に、ここ15年のデジタルコンテンツのなんともしっくりとこない不可解な違和感に対する解決策が見えるように思えた。デジタルだからエンターテイメントではないし、アナログだからエンターテイメントだともの言えない。しかし、「イラストレーションは一種のエンターテイメント」だというアプローチはとても的を得ているように感じてしまいました。これだけデジタル仕上げのビジュアルに目が慣れてくると、その対極にあるアナログ(手描き)がリアリティーを帯びてくるのは当然の対比ですが、いやいや、それだけではない何かあるでしょう?とこの言葉の中には「何故かピンとこない」の「ピン」があるように感じました。
 で、いくらマウスを使ってもタブレットを使って描いてもピンとこなかったのは、「ああこれはソフトだなぁ~」とか「これはタブレットだなぁ~」とか感じられてしまうイラストレーションだからで、もしかすると、描き手はそれを狙っていて、アナログ表現では不可能な技術や色やカタチの構成を魅せたかったからデジタルという手法をとっているかもしれないし、道具が「ソフトウエア」でもいいものはいいんだから、最後は何を伝えたい。どう感じて欲しいという描き手のイマジネーション次第だともこの言葉は言っているように捉えられた。だから、描くことにリミッターをつけていた自分自身に憤慨したとも言えなくない。
 ソフトでも手描きでもようは「ピン」とくる作品であればいいのだと思いました。となるといろいろなイラストレーションの技法の中で自分のイマジネーションをアウトプットしてくれる手法を見つけることが肝心であり、それが見つかったら何をどうしてもそのイラストレーションは「ピン」とくる。という構図になります。でもでもでも、この「自分のイラストレーション」を見つけるのは至難の技。これまでに「これだ!」「これかなぁ~?」「これでええやん!」「もう、これでええわい!」と途方もない試行錯誤をしていますが、まだ分からない。もしかすると、自分自身がイラストレーションのことを何も理解していないのかもしれない・・・という被害妄想になる場合もありで、なんとも、イラストレーションの世界は奥が深く、恐ろしい世界である。
 また、このカテゴリーで画材やタッチや世界観のお話ができれば・・・と考えております。自分の絵を探している方、自分の絵が見つかった方、ピンとくる絵を見つけた方、ご連絡くださいませ。

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